暑い中、コンサートに出かけました。
その中に日本の昔の歌があり、次の歌詞にドッキリ。
村の渡しの 船頭さんは
ことし六十のおじいさん
年はとっても お船をこぐ時は
元気一ぱい ろがしなる ソレ
ギッチラ ギッチラ ギッチラコ
作詞者の武内俊子が1905年(明治38年9月10日)生まれで1945年(昭和20年
4月7日)没の享年39歳、作曲の河村光陽が1897年(明治30年8月23日)
生まれの1946年(昭和21年12月24日)没の享年49歳の若さだった時代です。
六十で「おじいさん」は、当たり前の時代でした。
ところが最近の報告によると、男性でも平均寿命が80歳を越え、おじいさんも
長い間、生きなければなりません。精神(心)と肉体の年齢のギャップを抱えて、
長い間彷徨うことになります。
そこには、人の数だけのそれぞれの生き方があります。