SkyDreamの日記

果たして空を飛べるだろうか?

文化遺産登録記念

富岡製糸場」を巡るバスツアーに参加してみました。

 

富岡製糸場と絹産業遺産群」は、つい先日の6月21日、第38回ユネスコ世界遺産委員会において、世界文化遺産として世界遺産一覧表に「記載」される事になったばかりです。

 

幸いな事に当日は、雲の間に晴れ間がのぞく天気でした。

 

現地に着く前に、農園で「サクランボ狩り」をしました。

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サクランボの種類は「佐藤錦」だそうです。この時期約1か月位が旬だとか。実が甘くておいしい木には人だかりができていました。皆、我を忘れてひたすらサクランボを食します。

 

富岡製糸場に着きました。バスの駐車場から5分程町を歩くと工場に着きます。

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平日なのに、いろいろなバスツアー客などで大盛況でした。正面は明治5年建築の東繭倉庫。

 

ここは、繰糸場(そうしじょう)です。

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繭から生糸を取る作業が行われていました。繭は釜でゆでられます。こうしないとスムーズに繭から糸を取ることが出来ません。創業当初はフランス式の繰糸器300釜が設置された世界最大の製糸工場だったそうです。

 

繰糸場内部です。

 

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夏になると室温は40℃にも上がっていたそうです。創設当時、工女さん達にとっては、とても過酷な作業だったに違いありません。

 

ここは乾燥場。

 

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残念ながら、今年2月の大雪で、屋根が崩れ崩壊していました。壊れ方がひどいので修復にはかなり時間がかかるでしょう。

 

このような遺産が、関係者の努力により今まできちんと保存されてきた事に、感銘を受けました。ここもそうであったように、誰かが意図して守らなければ、いつか朽ち落ちてしまった事でしょう。

 

こうした遺産は一企業、一地方自治体に任せるのではなく、国がしっかり守っていく責務があります。