SkyDreamの日記

果たして空を飛べるだろうか?

中山道 福島宿

今年は中山道沿いの旧跡を見ながら帰ることにしました。木曽・中山道には馬篭(まごめ)、妻籠(つまご)、福島、奈良井(ならい)など古い宿場町がたくさんあります。今回は木曽福島を目指します。昼神温泉から国道256号線を経由し国道19号線沿いに約60km、車で約1時間半くらいの行程です。

木曽福島の周辺の景色

島崎藤村の小説「夜明け前」にある通り、“木曽路は全て山の中にあるを実感します。

ここは中山道で37番目の宿場にあたり、木曽の中心として発展。江戸時代には箱根などと並ぶ、重要な関所がありました。町を流れる川は木曽川です。

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中山道 福島関所

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日本4大関所と言われる福島関所跡です。江戸時代には大名行列の際には2000人がここを通り、江戸末期には将軍徳川家茂に嫁ぐため、京都から江戸に上がった「和宮 親子内親王」の時は実に~2万人がここを通過したそうです。(宿場跡の記録から)

福島宿 上の段

古い町並みが残るこの地区は高台にあり上の段と呼ばれています。宿場は江戸幕府の命により、防塞の目的で道の両側に石垣を積み、急な傾斜を登った坂の上に築かれました。

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宿場町には歴史や文化があり、貴重な遺産です。「福島宿 上の段」も一部ですがきれいに保存されていました。今度来た時はここから少し北に位置し奈良井川沿いを約1㎞にわたって形成される、日本最長と言われる「奈良井宿」に行ってみたいと思いました。

福島宿(ふくしまじゅく)

福島宿は上松宿まで2里14町40間、宿の延長は3町55間。永禄年間には宿として利用されていたと思われます。戦国時代には領主木曽氏の城下町として、江戸時代には木曽代官山村氏の陣屋町として栄えました。また四大関所の一つ福島関所が設けられたため、規模の大きい宿場として発展していました。

http://www.kisoji.com/kisoji/feature/fukushima.html

中山道沿いに宿場の文化が栄えた
中山道69宿のうち11宿が木曽谷にあり、今も風情ある宿場町の面影が色濃く残っている。木曽檜の美林や水辺の景勝なども魅力。

https://www.mapple.net/article/60442/

和宮 親子内親王(かずのみや ちかこないしんのう)

皇女が皇族以外の男性に嫁ぐことを降嫁といいますが、日本史上、唯一武家に降嫁したのが和宮(かずのみや)です。相手は時の将軍だった徳川家茂で、1万人以上の行列をなしたという前代未聞の嫁入りを果たしています。

https://jpreki.com/kazunomiya/