今日の午前2時半に起きて、ソチ冬季オリンピックのスノーボード男子ハーフパイプ決勝とスキージャンプ女子ノーマルヒル決勝をTV観戦しました。
スノーボード男子ハーフパイプ決勝では、平野歩夢選手が93.50点で銀メダル、平岡卓選手が92.25点で銅メダルを獲得し、日本に初めてのメダルをもたらしました。オリンピック3連覇を目指す大本命のショーン・ホワイト(米国)を抑えてのメダル獲得です。二人の若者の、すばらしいパフォーマンスに、感動しました。
一方高梨沙羅選手は、ジャンプ 女子ノーマルヒル個人・決勝で、残念ながらメダルを獲得できませんでした。W杯では無敵を誇ったスーパー少女ですが、オリンピックの女神はほほ笑んではくれませんでした。
上位選手の得点
1位カリーナ・ホクト(独) 247.4(103m、97.5m)
2位D・イラシュコ・シュトルツ(オーストリア) 246.2(98.5m、104.5m)
3位コリン・マテル(フランス) 245.2(99.5m、97.5m)
4位高梨沙羅(日本) 243.0(100.0m、98.5m)
高梨選手にとって、不運だったのは、2回とも軽い追い風であったことです。これが飛距離に影響したのは確かでしょう。またスピードに乗りきる前に踏切りの態勢に入ろうとしたため、飛型態勢も崩れてしまったと、本人は言っているようです。
しかし、3位のコリン・マテルが99.5m、97.5mと飛距離で高梨選手を下回っているので、僅差の場合には、姿勢やテレマーク等の他の要素の影響も大きいということです。
あらためてオリンピックで優勝するには、抜きんでた力と精神力が必要なのだと実感しました。
試合を終えて、メダルを逃し高梨沙羅は悔し涙を流しました。そして『もっと強くなりたい』と語りました。
それは、まさに力と精神力が足りていないと自覚した言葉だと思います。
(4年後の平昌(韓国)ではどんな戦いをしたい?)との問いに、
「まずはオリンピックにいけるように、もっともっとレベルアップしないといけないと思います。もしそのようなチャンスを頂けたら、今回の悔しい気持ちを変えて、今度こそ感謝の気持ちを伝えられるように頑張りたい」と語りました。
いつも謙虚で頑張り屋や高梨沙羅選手。次回の平昌(韓国)オリンピックでは、さらにパワーアップして、世界をあっと言わせてほしいです。