SkyDreamの日記

果たして空を飛べるだろうか?

ルールの中での戦い

2018年サッカーワールドカップもフランスとクロアチアの決勝戦が4-2とフランスの20年ぶりの優勝で終了。今回の大会で日本は予選リーグ2位で決勝 トーナメントに駒を進めることになり、これは2010年の南アフリカ大会以来8年ぶりの快挙です。感動の場面があちこちにありました・・。

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コロンビア戦(6月19日)
前半6分に相手選手のハンド(レッドカード)でPKを得ると、これを香川真司がきっちりと決め、先取点獲得で一気に盛り上がりましたが、その後やや中途半端な展開に。そして相手にFKを与えフアン・キンテーロにゴールを沈められてしまい、前半は1-1で終了。しかし後半に入ると日本は数的優位の状況を冷静にとらえ、自らボールを保持する意識を高め圧倒的に主導権を握り、後半28分に大迫勇也がCKから値千金の勝ち越し弾を奪取し、その後2-1のまま守り切ることが出来ました。素晴らしい勝利でした。

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セネガル戦(6月24日)
前半11分にサディオ・マネによりゴールを決められ1点ビハインドになるも、前半34分には乾貴士が素晴らしい同点弾を打ち込み1-1の同点で折り返します。後半26分に相手に再び勝ち越し弾を奪われてしまいましたが、途中投入された本田圭佑が後半33分に岡崎慎司とともにCKから決定的なゴールを決め、2-2のドローで終えることができました。相手に点を取られてもまた取り返す粘りのある好ゲームでした。

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ポーランド戦(28日)
前半はなんとか0-0で折り返し善戦するも、後半14分に警戒していたセットプレーから痛恨の失点。最後は他会場の試合経過を踏まえ、リスクを冒さずに最終ラインでボールを回して終了の笛を待った日本。結果、ポーランドに0-1で敗れるもセネガルにフェアプレイポイントで上回り、2位で決勝進出を果たすことができました。

 

スタメンの大幅な変更、終盤のゲーム運びなど、最後の最後まで決勝戦を見据えた現実的な采配が際立った一戦でしたが、他の国からはそのプレイにブーイングの嵐が巻き起こりました。日本は卑怯とさえ言う国も・・。しかしながら、日本はフェアプレイポイントをルールの中で生かしつつ戦ったのであり、卑怯ということにはなりません。もしそれが問題であるならばルールを見直せばよいだけです。日本は監督以下やや不本意な思いはあったかもしれませんが、必ず勝つとの思いを共有しながら全員で残り10分を引いて戦い決勝トーナメント(ベスト16)への切符を得たのです。

ベルギー戦(7月2日)

その後、決勝トーナメントのベルギー戦でも前半0-0と健闘。後半3分には柴崎岳のスルーパスから原口元気が先制点を奪取。さらに直後の7分には乾の鮮やかなミドルでベルギーを相手に2点をリード。素晴らしい展開でした。しかしここからのベルギーの攻撃は驚くべきものでした。クロスを主体に攻撃を展開され、後半24分、29分とたて続けに得点され、終了間際に本田圭佑が無回転FKでクルトワを強襲した後、カウンターを受けると、最後の最後に決勝点を献上。高速カウンター攻撃に日本のディフェンスはなすすべもありませんでした。

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予選でも、決勝でも日本代表の素晴らしいプレイを観て日本国中の人達が感動しました。そして同時に世界の壁を感じ、さらなる高みに行くために何が必要かもわかったような気がします。今回の大会ではベテランが予想以上に活躍しましたが、今後ベテランと若手の融合こそがますます重要となるでしょう。このワールドカップを観ていた若者や子供たちが次のオリンピック、そして次回大会で活躍してくれるのを期待したいです。