淡いピンク色の花が穂のように長く伸び、花を咲かせています。
遠くからみるとあまり目立ちませんが、近くで見ると、なかなかきれいです。
地下茎で横へ横へと伸び、あたりにたくさんの花を咲かせます。
その涼しげな姿は、秋を感じさせます。
ハナトラノオは夏から秋にかけて、全国いたるところでよく見かける花です。優しいピンクの花が群れ咲く様子は、残暑の中でも、つかの間の涼しさを感じさせてくれます。フィソステギア属には15種ほどがありますが、栽培されるのは、ほとんど本種(Physostegia virginiana)です。
(http://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-739)
別名「角虎ノ尾(かくとらのお)」。茎が角ばっていて、花が虎の尾に似ていること
から。 さらに、花が美しいので「花虎の尾」の名前も生まれた。
(http://www.hana300.com/hanato.html)
付録(独り言)
祝ノーベル賞受賞(2015年)
昨年のノーベル物理学賞の赤崎勇さん、天野浩さん、中村修二さんに続き、
今年も医学生理学賞に大村智氏さん、物理学賞に梶田隆章さんが受賞されました。
おめでとうございます!
2年連続して複数の方々が受賞されるのは、はじめての事で、本当に驚きました。
理系出身の身としては嬉しい限りです。
ただ、ノーベル賞はかなり前の業績の評価である点を考えると、これから先の
日本の科学の発展が気になります。
先日もTHE世界大学ランキング・・2015-2016英〝The Times Higher Education〟
の発表がありましたが、日本は100位以内が東京大学43位、京都大学88位のわずか
2校だけと情けない状況でした。しかも東大は順位を前年の23位から大きく落として
います。必ずしも信頼できる評価なのか定かではありませんが、これも1つの評価
指標・・。
島国の日本は資源が乏しく「人」こそが財産であり、人を育てる事こそが、将来の
日本を支える大切な道のはず。国は、そして大学をはじめとする教育機関は、その
点を肝に銘じ、誠実に実行して欲しいものです。
もうひとつ、大村智さんの型破りな経歴が物語るのは、画一的な人生のレールを
進むのではなく、高校の夜間部の教師をしながらもなお、失敗を恐れず「人の為に」
という強い信念と自らの境遇を切り開くポジティブな思考です。
自分の境遇を嘆き、それを世間や他人のせいにすることなく、みずからの人生を
切り開くタフな人材を育成するのは、家庭、そして社会での教育の役割です。
大村さんの祖母の「人の為になれ」との言葉は、彼に大きな力を与えました。
知識のみならず、心を磨くことが教育の本質なのでしょう・・。