翌日8時過ぎに宿を出発し、途中長野県駒ヶ根にある養命酒の工場を
見学して帰ることにしました。
ここが、予想以上にとてもGOODな場所なのです。
遠くに南アルプスを眺められる高台に位置する『養命酒』駒ヶ根工場
NHK朝ドラで人気だった『マッサン』に出てくる北海道の余市にある
ウィスキー工場を彷彿とさせるような養命酒の工場が、そこにありました。
工場見学の内容はわかりやすくとても素晴らしいものでした。
駒が岳の豊かな水をベースに14種の薬用種をブレンドさせ、その工程は
ほぼ全自動で行われているのには驚きました。
日本ではここでしか生産していないそうですが、工場で働く方は
わずか10名ほどとのこと。なんという自動化、省力化!・・。
そして最後に10分ほどの大画面によるビデオで、この会社の歴史や
コンセプトを学ぶことが出来ました。
工場見学を終えると、工場周辺を散策しました。約36万といわれる
広大な森林の中にある養命酒の工場は、その敷地を自由に散策する
事が出来ます。
工場全体が自然の森林に覆われていて、森林浴と清流のせせらぎにより、
身も心も癒されます。
また工場敷地内には、多くの遺跡が発見されており、それを大切に
修復・保存されていました。
管理されている方から、保存は結構大変だということを伺いました。
特に屋根の萱ぶきは定期的に葺き替えが必要なのだそうです。
縄文式家屋
弥生式家屋
平安時代の家屋
『養命酒』は、慶長7年(1602年)信州伊那の谷・大草(現在の長野県
上伊那郡中川村大草)の塩沢家当主、塩沢宗閑翁によって創製されました。
実に400年以上も前のことです。
最後は、記念館でゆったりとした時を過ごすことが出来ます。
機会があれば、一度は訪れたい場所です。