12日の「離陸テスト」で、SkyDream Basic号は離陸する事が出来ませんでした。推力不足です。
そこで、原因の調査を行いました。すぐにピンと来たのはバッテリーです。今までの経緯からバッテリーに原因があるような気がしていました。
さっそく実験をしてみました。現在実装しているバッテリーはDualsky 11.1V/450mAHですが、これを別のRobin 11.1V/450mAHに替えてみたのです。
すると、推力(機体の引き)が大幅にアップするではありませんか!
バッテリーの容量はどちらも同じ450mAHなのですが、放電特性が大きく異なりました。Dualskyは15C程度、一方Robinは20C~30Cと大きな値です。
いずれも容量が450mAHですから、放電可能量はDualsky 450mAH×15(C)=6.75A、Robin 450mAH×20(C)=9.00AとRobinが大きく上回ります。30Cで換算すると実に13.5Aにもなります。
飛行機は離陸する時に、一番エネルギーを消費しますので、放電可能量が大きいというのは、機体が浮く為には重要なファクターとなります。
Li-Poバッテリーは、昔はバッテリー保護の観点からモーターの消費電流は10C程度でしたが、技術が向上し最近では30C~50C位の高性能なものも出ているようです。
一方で放電可能量が大きくなると、モーターの駆動力は大きくなりますが、逆にバッテリーの消費が早いということにもなります。
450mAHであれば、これを5Aで連続運転した場合、450mAH÷5A=0.09となり、60(分)×0.09=5.4分飛行可能ですが、10Aの場合にはその1/2の2.7分になってしまいます。
(実際には飛行中、モーターがフル回転することは少なく、ゆったり飛んでいれば、飛行時間はもっと延びると思います・・)
いずれにしても、今のところ効果的な「推力アップ」を行うためには、バッテリーを交換することが最も有効と思われます。
今日の梅
今日は、午後から雨が降っています。風もあるようです。庭の梅も少しずつ散り始めました。