今日は、パークプレーン試作2号機の2回目のテスト飛行を行いました。
機体を高く上昇させて、旋回特性を確認するのが目的です。
早朝の河川敷。
気温は0℃、北からの風がやや強い日でした。
待機するパークプレーン試作2号とSpree Sports #2号
風が心配でしたが、チャレンジすることにしました。
滑空テストは前回同様、良好でした。
飛行テストに移っても比較的安心して飛ばせていたので、操縦にもだんだん
慣れて来ました。
モーターのパワーがもう少し欲しい気がしますが、ラダーを操作すると旋回も
します。エレベータもちゃんと利くようです。
そのうち飛行機もだんだん高く飛ぶようになりました。
ところが、一瞬風が強まり、その瞬間機体が流されてしまいました。
必死にコントロールしたのですが、わずかに遅く、立ち木にぶつかって
落下。機体を破損してしまいました! ああなんと言う不運そして不注意・・。
泣く泣く破損した機体を自宅に持ち帰りました。
やめておけばよかったという後悔と修理方法をどうするかで頭がいっぱいです。
大破した機体
破損したのは、プロペラ、モーターマウント部、主軸の一部、主翼支持台などです。
幸いな事に主翼や尾翼が無傷だったので、気を取り直して修理する事にしました。
修理中の機体部分
モーターマウント部、主翼支持台などの修理を行っています。
一日かけて、修理は無事完了しました。
修理を終えた機体
重心の位置やバランスを調整し確認します。
主翼の横軸(スパー)のあたりが重心です。ほぼこの位置でバランスしています。
(重心調整のため、バッテリーを前方にずらしました)
なんとか元通り飛ばせそうです。
さて、今日の反省を込めて、改めて翼面荷重を計算してみました。
翼面荷重は、翼に対して加わる揚力を示す単位です。 翼面荷重が低いほど
STOL性(Sort Take Off and Landing)・上昇力・旋回半径に優れています。
この機体の計算値(g/gm2)は、
全備重量/主翼面積=125g/8.4dm2=14.9g/dm2となりました。
この数値はグライダー並みの値。ゆったりと飛行する事が期待できます。
一方、抗力が小さくなり、気流に流されやすいので、風の強い日は飛ばせません。
今後は、この機体を飛ばす時は、風に要注意ですね・・。
修理した機体は、再度ゆったり飛ばせるように注意して調整していきます。