今年初めての「飛行練習」に出かけました。しかし、とんでもない事が起きてしまいました。その顛末記を書きます。(少し長いです)
いつものように、日の出直後の早朝の河川敷にやってきました。気温は氷点下3℃と、とても寒い日でした。天気は快晴、無風と良い条件です。
機体はSpree Sports #2号と一緒に今回は、aiRium J-3 Cub(Kyosho)も連れて来ました。
待機中の愛機(左:Spree Sports #2号、右:aiRium J-3 Cub)
もちろん、前日の夜には、動作確認とバッテリーの充電はしっかり行って来ました。
ところが、さっそく小手調べにJ3-Cubを飛ばそうと思い、飛行前の動作チェックの為、プロポ(送信機)を操作したところ、正しく動作しないのです。
スロットルを上げても、モーターが回転しません。ラダー、エレベータもスティック動作と異なる動きをします。おかしいと思い、機体をSpree Sportsに替えて、動作チェックをしましたが、こちらも動作が異常でした。こんな事ははじめての経験です。
何が起きたのか?
はじめは、低温で、プロポ(送信機)が誤動作したのかと疑いましたが、その場ではどうしようもなく、そのまま帰宅しました。
家に帰り、同じようなチェックを行いましたが、動作異常は改善しませんでした!所有する複数の機体でチェックして、どの機体も動作がおかしいため、プロポの故障を疑いました。
ああ!ついに故障してしまったのか。なぜこんな事になってしまったのか?
さっそくプロポのマニュアルを取り出しました。『故障かなと思ったら』のところには、電池の電池切れ、接点汚れ、アンテナのはずれかけ、クリスタルの抜けかけ、バンド違いなどのチェック項目がありましたが、いずれも問題はありませんでした。プロポは外見上、問題のないように見えます。
こうなったら、修理を依頼するしかないか?と、メーカーのサービスセンターに電話しました。すると、担当の方は私の話を聞いた上で、「もうその製品は製造されておらず、部品もないため修理もできません」と申し訳けなさそうに言われました。ああ、正月早々、万事休すか!
ここ迄は当日の早朝から午前10時頃迄の出来事です。
この日の午後は、用事があり、出かけていました。そのため、少し気分が変わり、冷静になれたようです。
帰宅後、改めてマニュアルをはじめから読み始めました。「何かヒントになるところはないか?」と思ったのです。
すると、ありました。『スティックモード』初期値=モード1とあります。
実際の設定画面を確認してみると、モード4になっているではありませんか!
なぜ??
購入して以降、ここを変えたことはありません。ひょっとしてこれが原因か?
さっそく、このモードを初期値の1へ戻してみました。
すると、嘘のように、プロポは元の状態に戻りました。所有する複数の機体で確認しましたが、いつものように問題なく動作します。
ああよかった!!
本当に今日は大変な一日となりました。しかし、なぜモードが変わったのかは分かりません・・。モードを替えるには、それなりの意図的な操作が必要だからです。
ちなみに、このプロポはFM 6-ch(40MHz)の旧式のもので、最近の2.4GHzの物とは異なり、今ではほとんど販売されていないようです。
大事に使わなければ・・・(でも、もし壊れたら、2.4GHzのプロポにするしかなさそうです・・)
そして、アクシデントはまだ続きます。それは、このプロポ事件が解決し、再度初飛行に出かけた時のことです。(次回へ)