今回、自分の好きな形で小型電動飛行機(Sky Dream Basic号)を設計・製作したのですが、はじめからまともに空を飛べるとは思っていません。
しかし、この飛行機が、無事に大空を飛ぶようにするのが、私の今の目標です。
この飛行機を無事に飛ばせるようになる迄には、テスト飛行に向けた十分な機体調整、テスト飛行による修正点のフィードバック等が必要となります。
その壮大な?実験がこれからスタートします。無理せず、時間をかけて、慎重に進めていきたいと思います。
ところで、実のところ、私はもう1年以上の長い間、模型電動飛行機を飛ばしていませんでした。
飛行機操縦は初心者ですので、練習不足でさらに腕が鈍っているのは、間違いありません。当たり前のことですが、テスト飛行を行う前に、飛行操縦の基本動作をじっくり練習し直す必要がありますよね。
というわけで、久しぶりに飛行機を飛ばしに行きました。使用する機体は飛行回数の多いSpree Sports #2号(Kyosho)にしました。
機体:Spree Sports #2号(Kyosho)
ゆったりと安定した飛行が可能な機体です。メーカー仕様はブラシモーター(ギアダウンシステム)となっていますが、機重が約600gと重くて、私にはなかなか飛ばせませんでした。そこで軽量化のため、ブラシレスモーターへの改造や8.4Vニッケル水素バッテリーから11.1V Li-Poバッテリーへの変更を実施したところ、軽快な飛行が実現しました。
【テクニカル・データ】
全長 700mm
全幅 996mm
全備重量 515g
モーター HP-Z 2213-20(ブラシレスモーターに改造)
プロペラ APC(10×4.7SF)
受信機 R114F4ch(1ch:エルロン、2ch:エレベータ、3ch:スロットル)
サーボ エルロン:Futaba S3103、エレベータ:Futaba S3103
その他 バッテリー:Dual Sky/1050mAh/11.1V(Li-Po)
充電中のSpree Sports #2号(Kyosho)
飛行の印象
12月初旬の平日の早朝、まだ暗いうちに車で自宅を出発。家から30分程のところにある河川敷に到着しました。到着時刻はちょうどこの季節の、日の出時刻:6時30分位でした。もちろん河川敷側には、人の気配もありません。土手の上の方では時々ジョギングする人や犬の散歩の方の姿が見えます。気温5℃、北風微風(1-2m/S)、地表は雑草が生え、少しぬれています。
通常は非常に安定した飛行をする機体ですが、今回はひどいものでした。
地上から離陸発進させるのですが、まず直進しない。右へ曲がってしまいます。メインギアはそんなにおかしくみえないのに、なぜなだろう?
その後やっと離陸させましたが、右へ旋回気味になり、エルロンの左旋回のききが少し悪いのです。これも納得がいきませんでした。
そのうち少し慣れてきて、エルロンとエレベータ用スティック調整で、何とか安定な飛行が可能になりました。しかし今回は久しぶりだったので、無理をせず、数分間の周回飛行の後、着陸させました。まあ1年以上も練習していないので、当然の出来かもしれません。とにかく無事に飛行できて、よかったです。
機体の調整内容
家に帰ってから、機体の調整を行いました。
修正点
①左右のエルロンの上下動作のバランスの確認と微調整の実施
②エレベータのセーフティセッティング角度の確保(少しupぎみへ変更)
③メインギアの車輪方向が右寄り傾向なのを修正
飛行機は、ほんのわずかなズレや微妙な問題が『飛び』に影響するものです。
(飛ばしてみないと、わからないことが多いのは事実ですね・・やれやれ)